社会は概念で動いてる。いくら精神文明が衰退し科学や物質文明が発展し、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、スマホ等を持つことができ物質的豊かさを享受しても宇宙の仕組み、素粒子や脳のメカニズム、心とは何かすらわからない。今の現代西洋医学では癌ですら完璧に治すことができない。
現生人類(ホモ・サピエンス)はただの紙切れや金属に価値があるというある種の妄想(思い込み)をすることで貨幣という実体がない抽象的概念を生み出した。貨幣だけでなく国民国家、宗教、学問、文化、芸術など頭の中にしかない実体がない抽象的概念を操ることで物質文明をむしろ発展させてきた。
そもそも人間は五感から入力された情報を脳という物質が生み出した精神で情報処理することでつくり出した頭の中にしかない幻影を通してでしか物質世界を認識することができない生き物。
つまり、物質が精神を生み出してるともいえるし、逆に精神文明(宗教、文化、芸術、学問)が物質文明を発展させてきたとも言える。
