発達障害者の徒然日記

発達障害を抱える20代の男の徒然日記です。

社会的知性とは?

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社会的知性とは?

社会的知性とは、IQや学力や偏差値などの知性と違って数字では測りにくいものですが、社会生活において、自分や他者の感情や思考を理解し、適切にコミュニケーションをとる能力のことです。社会的知性が高い人は、対人関係やチームワークにおいて、協調性や柔軟性を発揮し、問題解決や目標達成に貢献できます。社会的知性は、学校や職場だけでなく、日常生活や趣味などのさまざまな場面で必要とされる能力です。

      社会的知性を高めるためには、以下の5つのポイントに注意することが有効です。

①客観視

客観視とは、自分の主観や先入観にとらわれず、物事を冷静に分析することです。客観視をすることで、自分の思い込みや偏見を排除し、より正確な判断や行動ができます。客観視をするためには、以下のことに気をつけましょう。 • 確証バイアスや後知恵バイアスなどの認知バイアスに陥らないようにする。

認知バイアスとは、自分の思い通りに事実を解釈したり、都合の良い情報だけを選択したりすることです。認知バイアスに陥ると、現実と乖離した判断や行動をしてしまう可能性があります。

• 言葉に敏感になる。

言葉には、その人の価値観や思考パターンが反映されます。例えば、問題と課題という言葉は、似ているようで違います。問題という言葉は、否定的なニュアンスがあり、解決しなければならないものという感じがします。課題という言葉は、肯定的なニュアンスがあり、解決することで成長できるものという感じがします。言葉に敏感になることで、自分や他者の心理状態や意図を読み取ることができます。

• 物事の成り立ちを調べる。

物事には、必ず何かしらの理由や背景があります。物事の成り立ちを調べることで、その物事の本質や意義を理解することができます。物事の成り立ちを調べることで、自分の知識や視野を広げることができます。

②整理する

整理するとは、物事を分類したり、優先順位をつけたり、要点を抽出したりすることです。整理することで、物事の構造や関係性を明確にし、効率的に処理することができます。整理することで、自分の思考や行動をスムーズにすることができます。整理するためには、以下のことに気をつけましょう。

• 区別する力を養う。

区別する力とは、物事を分ける能力のことです。物事を分けることで、その物事の特徴や性質を見極めることができます。例えば、結論から話すということは、相手の聞きたいことや知りたいことから話すということです。相手の聞きたいことや知りたいこととは、自分の話したいことや伝えたいこととは異なる場合があります。相手の聞きたいことや知りたいことを区別することで、相手に興味や関心を持ってもらうことができます。

• 意見と事実を区別する。

意見とは、主観的な根拠に基づく物事の評価や判断のことです。事実とは、客観的な根拠に基づく物事の事実や現状のことです。意見と事実を区別することで、自分の主張や判断の根拠を明確にし、他者との議論や交渉を有利に進めることができます。意見と事実を区別することは、賢さというよりも注意力の問題です。

③傾聴する

傾聴するとは、自分の言いたいことだけでなく、まずは相手の言いたいことを考えながら聞くことです。傾聴することで、相手の話を整理して聞くことができます。傾聴することで、相手の気持ちや考えを理解し、信頼関係を築くことができます。傾聴するためには、以下のことに気をつけましょう。

• 相手の話に集中する。

相手の話を聞くときには、自分の考えや感情に惑わされず、相手の話に集中することが大切です。相手の話に集中することで、相手の言葉だけでなく、声のトーンや表情やしぐさなどの非言語的なメッセージもキャッチすることができます。相手の話に集中することで、相手の話の本質や意図を捉えることができます。

• 相手の話に反応する。

相手の話を聞くときには、相手の話に反応することが大切です。相手の話に反応することで、相手に「聞いている」ということを伝えることができます。相手の話に反応することで、相手に「興味がある」ということを伝えることができます。相手の話に反応する方法としては、相槌やオウム返し質問などがあります。相槌は、「ちゃんと聞いてますよ」という合図や「もっと聞きたい」という促しのサインとして使えます。オウム返し質問は、驚いた時によく使えます。例えば、「今日、数学のテストで30点取っちゃってさ?」に対して「30点?!」という具合で、「どういうこと?」詳しく教えて欲しいという意味になります。相手の話に反応することで、相手はさらに詳しく説明してくれるという効果があります。

④質問する

質問するとは、相手の話を深く理解するために、適切な質問をすることです。質問することで、相手の話を掘り下げたり、自分の意見や提案を伝えたりすることができます。質問することで、相手との対話を活性化させ、関係性を強化することができます。質問するためには、以下のことに気をつけましょう。

• 相談して深掘りする。

相談して深掘りするとは、相手の話に対して、自分の考えや感想を述べたり、アドバイスや提案をしたりすることです。相談して深掘りすることで、相手の話に対する自分の関心や関与を示すことができます。相談して深掘りすることで、相手の話に対する自分の理解や評価を深めることができます。

• 過去と仮定の状況、行動、成果を質問する。

過去と仮定の状況、行動、成果を質問するとは、相手の話に関連する過去の経験や仮定のシナリオを想定して、その時の状況や行動や成果について質問することです。過去と仮定の状況、行動、成果を質問することで、相手の話の背景や動機や目的を探ることができます。過去と仮定の状況、行動、成果を質問することで、相手の話の可能性や影響や意義を探ることができます。

• 質問の質は質問の前にどれだけ仮説を立てられたかどうか。

質問の質は質問の前にどれだけ仮説を立てられたかどうかとは、質問をする前に、相手の話に関する自分の予測や推測を立てることが重要であるということです。質問の前に仮説を立てることで、質問の目的や方向性を明確にすることができます。質問の前に仮説を立てることで、質問の回答に対する自分の反応や次の質問を考えやすくすることができます。

質問するときには、以下の4つのポイントに注意しましょう。

• 1つか2つだけ聞く。

1つか2つだけ聞くとは、質問をするときには、一度にたくさんの質問をしないことです。一度にたくさんの質問をすると、相手に負担をかけたり、混乱させたりする可能性があります。1つか2つだけ聞くことで、相手に質問に集中して答えてもらうことができます。1つか2つだけ聞くことで、質問の回答を確実に受け取ることができます。

• 目的を明確にする。

目的を明確にするとは、質問をするときには、自分が何を知りたいのか、何を伝えたいのかを明確にすることです。目的を明確にすることで、質問の内容や形式を適切に選ぶことができます。目的を明確にすることで、質問の回答に対する自分の評価や判断をしやすくすることができます。

• 要素分解する。

要素分解するとは、質問をするときには、相手の話を構成する要素に分解して、それぞれについて質問することです。要素分解することで、相手の話の全体像や詳細を把握することができます。要素分解することで、相手の話の論理性や妥当性を検証することができます。

• 漏れなく伝える。

漏れなく伝えるとは、質問をするときには、自分の質問の内容や意図を相手に完全に伝えることです。漏れなく伝えることで、相手に質問の意味や目的を理解してもらうことができます。漏れなく伝えることで、相手に質問の回答を正確に答えてもらうことができます。

言語化する

言語化するとは、自分の考えや感情を言葉にすることです。言語化することで、自分の考えや感情を整理したり、共有したりすることができます。言語化することで、自分の自己表現や自己理解を高めることができます。言語化するためには、以下のことに気をつけましょう。

• 電話は言語化するコストを相手に払わせる行為。

電話は言語化するコストを相手に払わせる行為とは、電話で話すときには、相手に自分の考えや感情を言葉にして伝えることを求めるということです。電話で話すときには、相手の表情やしぐさなどの非言語的なメッセージが見えないため、言語化することが重要です。電話で話すときには、自分の考えや感情を言葉にして伝えることで、相手に自分の意図や状況を理解してもらうことができます。

• 再定義する。

再定義するとは、自分の考えや感情を言葉にするときには、自分の使っている言葉の意味やニュアンスを変えることです。再定義することで、自分の考えや感情をより正確に表現することができます。再定義することで、自分の考えや感情に対する自分の認識や評価を変えることができます。例えば、「〇〇ではなく△△」という言い方は、自分の考えや感情を否定的なものから肯定的なものに変えることができます。

まとめ: 以上が社会的知性を高める5つのポイントです。社会的知性とは、IQや学力や偏差値などの知性と違い、数字では測れないものですが、社会生活において、自分や他者の感情や思考を理解し、適切にコミュニケーションをとるうえでは重要です。社会的知性が高い人は、対人関係やチームワークにおいて、協調性や柔軟性を発揮し、問題解決や目標達成に貢献できます。

(続き)社会的知性とは?②

https://adhdmanm.hatenablog.com/entry/2023/11/14/103801