発達障害者の徒然日記

発達障害を抱える20代の男の徒然日記です。

利他の精神

f:id:tanakh321:20231027115331j:image

人々が学校や会社に通うのは、自分を守るための行動であると捉えられる。多くの場合、我々は様々なコミュニティ、学校、職場などに参加し、他人の支えが不可欠であり、孤独に生きることは難しいであろう。このような状況では、お互いに支え合い、共に生きることが重要である。他者と協力することで、より豊かな生活を築くことが可能である。

金八先生が教えているように、人間はお互いに支え合って生きている。

この目標を達成するためには、協力的なコミュニティに積極的に参加することが不可欠である。

また、人々は自己を最も大切に考える存在である。例えば、子供を持つ母親が車を運転している場面を考えてみよう。母親はハンドルを握り、子供は助手席に座っている。もし交通事故が発生した場合、助手席に座る子供の生死にかかわる。我々は無意識に、自己防衛の本能的な反応を示すようにプログラムされている。

言い換えれば、自己中心的な傾向が強調されることもあるが、自己保護と個人の利益を重視する傾向も存在するだろう。フロイトが提唱した防衛機制が機能し、うつ病や躁鬱などの精神疾患が引き起こされることもある。しかし、自分探しに明け暮れる必要はない。我々は無意識のうちに、恒常性(ホメオスタシス)が維持され、本能や無意識の力が自己保護や利己的な行動に寄与している。自己に焦点を合わせるのではなく、他者やコミュニティへの関心(社会的な関心)に焦点を当てることで、感情的な波風や衝動的な行動を抑えることができる。具体的には、自己中心的でなく、他者やコミュニティを考える視点を重要視し、広い文脈で物事を捉えることが求められる。

これにより、よりバランスの取れた考え方と行動が可能になり、社会的な調和が促進されるだろう。

利他の精神は、上記の文脈において非常に重要である。人々が学校や会社に通うことは、自己保護の一面を持つ一方で、他者への貢献や支援を通じて社会的なつながりを強化する機会である。共同体やコミュニティにおいて他者と協力することは、利他の価値観を具現化する手段であり、互いに助け合うことで共に成長し、豊かな環境を築くことができる。

自分を最も大切に思うことは重要であるが、同時に他者への思いやりや支援の意識も育むべきである。例えば、子供を持つ母親が自己防衛の本能を示すのは理解できるが、同時に子供の安全を確保しようとすることは利他の精神の表れでもある。

自己中心的な傾向が強まることはあるものの、社会的な関心を育むことで、他者への配慮が強化され、感情的な波風や衝動的な行動を和らげることができる。このようなバランスの取れたアプローチは、個人と社会の調和を促進し、より豊かな共同体を築くのに役立つだろう。